Maintenance

ヴィンテージラグと暮らす

floが届けるヴィンテージラグは、どれも二つとない手仕事の記憶を宿しています。

上質な天然ウールやコットンを基調とした素材は本来とてもしなやかで、日々の暮らしの中で適切に呼吸をさせてあげることで、より一層味わい深い表情へと育っていきます。

気負いをせず、心地よく付き合っていくためのお手入れについてお伝えします。

手仕事の記憶

floのラグはすべて、現地の職人によって一つひとつ手作業で織られています。そのため、使い初めのうちは細かな繊維や遊び毛が見られることがありますが、日々の掃除機がけや時間経過とともに自然と落ち着いていきますのでご安心ください。

また、現地での製織の過程で、ウール以外の細かな繊維や植物片(木くずなど)が混じり込んでいる場合がありますが、これらも使い込むほどに落ち着きます。

こうした細やかな変化も含めて、手仕事ならではの自然な風合いを時間の重なりとしてお楽しみいただけますと幸いです。

日々のお手入れ

日常のメンテナンスは、気負わず普段通りの掃除機がけや、ロボット掃除機によるお掃除で十分です。

ウールの質感を長く保つためには、回転ブラシをオフにするか、ブラシのないアタッチメントに変えて優しく表面をすべらせるのがおすすめです。強い摩擦を避けることで、パイルや基布を傷めずにお使いいただけます。

また、羊毛は室内の湿度に合わせて呼吸を繰り返す素材です。湿気がこもりやすい季節や雨が続く日には、ラグの端を少しめくって床面に空気を送り込んだり、ときどき風通しのよい日陰へ広げて空気を入れ替えてあげてください。

使い始めや湿度の高い日にはウール特有の香りが感じられることもありますが、時間の経過や換気とともに自然と和らいでいきます。

からりと晴れた湿度の低い日には、裏返しにして外の空気に触れさせるのも健やかなケアになります。直射日光は色合いの変化につながるため、必ず裏面を向けて干すのがポイントです。

汚れてしまったとき

汚れに気づいたときは、濡らして固く絞った布で毛の流れに沿って軽く撫でるように拭き取ってください。

飲みこぼしなどのアクシデントには、慌てず乾いた布やペーパーで上から優しく抑えて水分を移し取り、薄めた中性洗剤を含ませた布でトントンと叩くように落としてください。最後にドライヤーの冷風などでしっかりと乾かすのがコツです。

ラグと家具

お部屋の中でテーブルやチェアといった家具を合わせる際は、荷重が一点に集中しないよう工夫してあげると、織り地やパイルがより自然な状態で長く美しさを保ちます。

また、長くしまう必要が出てきた場合は、湿気のこもらない場所を選び、防虫剤を添えて時々空気を送ってあげてください。

全体的な汚れや、専門的なお手入れが必要になった際は、ヴィンテージラグや天然ウールの扱いを熟知した専門のクリーニング店にご相談いただくのが安心です。